福岡市のゴミ収集は夜!全国唯一の仕組み
福岡市に引越してきた方が最も驚くのが、ゴミ収集が夜間に行われること。福岡市は日本の政令指定都市の中で唯一、夜間にゴミ収集を行っている自治体です。
他の都市では朝8時頃までにゴミを出すのが一般的ですが、福岡市では日没後から深夜0時までにゴミを出します。収集車は深夜から早朝にかけて巡回し、朝には回収が完了しています。
夜間収集が始まった経緯
福岡市が夜間収集を導入したのは1961年のことです。当時、天神や中洲といった繁華街の衛生問題が深刻化しており、飲食店が営業を終えた深夜に収集することで効率的な回収を実現しました。以来60年以上にわたって夜間収集が続いており、福岡市民にとっては当たり前の日常となっています。
夜間収集のメリット
- カラス被害の防止 — 暗い時間帯はカラスが活動しないため、ゴミを荒らされにくい
- 交通渋滞の回避 — 深夜の収集なので、朝の通勤時間帯に収集車が道路を塞がない
- 都市の美観維持 — 朝にはゴミがなくなっているため、まちがきれいに保たれる
- 朝の時間に余裕 — 朝バタバタとゴミ出しをする必要がない
夜間収集の基本ルール
ゴミ出し時間
福岡市のゴミ出し時間は以下の通りです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ゴミ出し時間 | 日没後〜深夜0時(午前0時) |
| 収集時間 | 深夜0時〜早朝(概ね午前4時頃まで) |
| 出す場所 | 自宅前の道路沿い(戸別収集) |
| 収集頻度 | 燃えるゴミ:週2回 / 燃えないゴミ:月1回 |
注意すべきポイント
- 朝にゴミを出すのはNG — カラス被害や近隣トラブルの原因になります
- 前日の昼間に出すのもNG — ルール違反として回収されない場合があります
- 深夜0時を過ぎてから出すのもNG — 収集車が通過済みの場合があります
- 指定ゴミ袋を使用 — 福岡市指定のゴミ袋以外は回収されません
福岡市のゴミ収集は「戸別収集」
福岡市のもうひとつの特徴が「戸別収集」です。集積所(ゴミステーション)に出すのではなく、各家庭の玄関先・門の前にゴミを出します。マンションの場合はゴミ置き場が設定されていることが多いです。
指定ゴミ袋の種類と料金
福岡市では、ゴミの種類に応じた指定ゴミ袋の使用が義務付けられています。
燃えるゴミ用(黄色い袋)
| サイズ | 容量 | 1枚あたりの価格 | 1袋(10枚入) |
|---|---|---|---|
| 大 | 45L | 45円 | 450円 |
| 中 | 30L | 30円 | 300円 |
| 小 | 15L | 15円 | 150円 |
| 特小 | 7L | 7円 | 70円 |
燃えないゴミ用(透明な袋)
| サイズ | 容量 | 1枚あたりの価格 | 1袋(10枚入) |
|---|---|---|---|
| 大 | 45L | 45円 | 450円 |
| 中 | 30L | 30円 | 300円 |
| 小 | 15L | 15円 | 150円 |
※指定ゴミ袋はスーパー、コンビニ、ドラッグストア、ホームセンターなどで購入できます。
分別ルール早見表
福岡市の分別ルールは以下の通りです。
| 分類 | 収集頻度 | 出し方 | 主な品目 |
|---|---|---|---|
| 燃えるゴミ | 週2回 | 黄色い指定袋 | 生ゴミ、紙くず、布類、プラスチック類 |
| 燃えないゴミ | 月1回 | 透明な指定袋 | 金属類、ガラス、陶器、小型家電 |
| 空きびん・ペットボトル | 月1回 | 透明な袋(指定袋不要) | 飲料びん、ペットボトル |
| 粗大ゴミ | 事前申込制 | 処理券を貼付 | 家具、布団、自転車など |
分別で迷いやすい品目
- プラスチック製品 → 燃えるゴミ(福岡市ではプラスチックは燃えるゴミ)
- スプレー缶 → 燃えないゴミ(中身を使い切ってから穴を開けずに)
- 蛍光灯・電池 → 拠点回収(区役所・公民館などの回収ボックス)
- 段ボール・新聞紙 → 地域の資源回収(町内会の集団回収)
- 家電4品目 → 家電リサイクル法に基づき処分(通常のゴミ収集不可)
粗大ゴミの出し方(要事前申込)
指定ゴミ袋に入らない大きさのゴミ(おおむね一辺の長さが30cmを超えるもの)は粗大ゴミとして処分する必要があります。
粗大ゴミの申込手順
- 電話またはインターネットで申込 — 粗大ゴミ受付センター(092-731-1153)に電話、または福岡市のWebサイトから申込
- 処理券を購入 — コンビニ等で粗大ゴミ処理券(シール)を購入
- 指定日に出す — 処理券を貼って、指定された日の日没後〜深夜0時に玄関先に出す
粗大ゴミ処理券の料金
| 料金区分 | 品目の例 |
|---|---|
| 300円 | 扇風機、掃除機、ストーブ、座いす |
| 500円 | 自転車、ベビーカー、布団、カーペット(3畳以下) |
| 1,000円 | タンス、ベッド、ソファー、テーブル |
粗大ゴミとして出せないもの
- 家電4品目(テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機)— 家電リサイクル法で処分
- パソコン — PCリサイクル法で処分
- バイク・タイヤ — 販売店やメーカーに引取依頼
- 消火器・ガスボンベ — 専門業者に依頼
回収されないときの対処法
ゴミを出したのに回収されなかった場合、以下の原因が考えられます。
回収されない主な原因と対策
| 原因 | 対策 |
|---|---|
| 指定ゴミ袋を使っていない | 福岡市指定のゴミ袋を購入して出し直す |
| 分別が間違っている | ゴミの内容を確認し、正しい分別で出し直す |
| 収集日ではない日に出した | 地域の収集カレンダーを確認する |
| 深夜0時以降に出した | 日没後〜深夜0時の間に出す |
| 出す場所が適切でない | 玄関先の道路沿いに出す |
回収されなかったゴミは、次の収集日に正しい方法で出し直す必要があります。放置するとカラス被害や近隣トラブルの原因になりますので、速やかに持ち帰りましょう。
大量のゴミが出た場合の対処法
引越しや大掃除で大量のゴミが出た場合、通常の夜間収集では対応しきれないことがあります。その場合の選択肢は以下の通りです。
- 福岡市の臨時ゴミ収集 — 自己搬入(福岡市東部・西部工場への持込)が可能
- 不用品回収業者に依頼 — まとめて一度に処分でき、分別の手間も不要
転入者が知っておくべきポイント
福岡市に引越してきたら最初にやること
- 地域の収集カレンダーを入手 — 区役所や公民館で配布。福岡市のWebサイトからも確認可能
- 指定ゴミ袋を購入 — 近くのスーパーやコンビニで購入
- ゴミ出し場所を確認 — マンションならゴミ置き場、戸建てなら玄関先
- 夜間に出す習慣をつける — 朝にゴミを出すクセがある方は特に注意
単身赴任・一人暮らしの方へ
一人暮らしの場合、ゴミ袋は「小(15L)」や「中(30L)」で十分なことが多いです。一人暮らし世帯のゴミ処理費用は月に数百円程度です。
ただし、引越しの退去時に大量の不用品が出ることがあります。退去日が決まったら早めに不用品の処分計画を立てましょう。粗大ゴミの申し込みは2週間前が目安です。